活性酸素

性的な成熟に対する恐怖・女性であることの否定:女性は第二次性徴を迎えると、皮下脂肪をたくわえ身体が丸みを帯び、乳房がふくらむなど身体が変化する。これらの身体変化に伴い、男性の性的関心の対象となるのを嫌悪・拒絶する心理からANを発症する場合もある。 肥満恐怖:肥満への恐怖・嫌悪が存在することが多い。「太っている」などとからかわれることが発症のきっかけとなる場合も多い。また女性の場合、第二次性徴によって皮下脂肪の蓄積するため、前述の性的成熟拒否と肥満恐怖が混合している場合も多い。 母親となることの拒絶:摂食拒否によって母親になることを拒絶しているという説。 対人関係の障害:原因なのか結果なのかは不明であるが、対人関係に障害を有する症例が多い。 失感情症(アレキシサイミア):自らの感情に気づくことができない・できにくいことを「失感情症(アレキシサイミア)」という。ANも失感情症の要素があることが指摘されており、自らのストレスやつらい気持ちに気づかず(否認して)、その代わり身体症状で表現しているという可能性がある。 完璧主義・強迫性も、AN患者においてしばしばみられる。 嗜癖(依存症)としての要素:ANの初期に、摂食量を制限して体重が減るという結果を得て満足し、更に摂食量制限にふけり、独特の気分高揚を示すことがある。この心性は薬物依存やギャンブル依存などの嗜癖行動との共通点があると言われている。 社会的要因もANの発症に関与している。 メディアにおいてやせた女性、元気で快活な女性が賞賛され、内面よりも外見を重視するような風潮は、ANの発症の大きな要因であろう。実際に、12~21歳の2862人の思春期少女を18か月間追跡調査したところ、90人が摂食障害を新たに発症したが、発症に関与した因子として一人で食事をすること、少女雑誌をよく読むことやラジオをよく聴くことが挙げられた[4]という研究もあり、メディアの影響がうかがわれる。 芸能界やモデル業界などの美を競う業界や、痩せていることが重要だと考えられているスポーツ選手においてANにかかる患者がいることが注目を集めている。 2006年現在、当疾患および神経性過食症をあわせた「中枢性摂食異常症」は厚生労働省の特定疾患に該当し、重点的に研究が進められている。 他の精神疾患がそうであるように、ANも社会的・精神的・肉体的な要素を併せ持つ複雑な疾患である。早期の治療は治療の成功率を高める。 治療法は、入院・外来での疾患教育、認知行動療法や集団療法などの心理療法、薬物療法、家族のカウンセリングなどが中心となる。患者が病気であることを否認する場合や、ANの存在を容認したとしても治療には拒否の姿勢を示す場合はよくみられる。さらには、治療を認める姿勢を見せて、実際には出された食事を隠れて捨てる、などの行為も少なからず見られる。 治療にあたっては、体重増加のみを治療目的とすべきではない。「とにかく食べろ」といった強硬な姿勢を家族や治療者が見せることは、通常逆効果となる。長い間ANと戦っている患者にとって、食物を食べること自体が大変な苦痛・恐怖につながるためである。また体重増加以外にも、患者の主体性を重視し、人間としての成熟、対人関係の充実、実生活での適応などを援助することが重要だからである。以上のように、適切な医師-患者関係、家族-患者関係を築くことが最も大切である。 インターネット等で摂食障害患者、元患者との交流を持つことがよい影響をもたらす場合もある。 治療により軽快した場合、再発や、神経性大食症の発症に注意する必要がある。 厚生労働省の特定疾患に該当し(前述)、used trucks についても重点的に研究が進められている。 オーストリアのエリーザベト皇后も、嫁姑問題を契機にANを発症したといわれている。 日本では、ANは一般的には「拒食症」の名前で知られており、その患者の実態は、たびたびドキュメンタリーとしてマスコミに取り上げられることがある。カーペンターズのカレン・カーペンターが拒食症から心臓発作を起こして死亡した際に、本症は日本やアメリカで大きな注目を浴び、注目される疾患となった。 東電OL殺人事件の被害者女性も慶應義塾大学を卒業し総合職として東京電力に入社した30代独身のエリート社員であったが、セックス依存症の性癖とANの双方を発症していた。 嗜癖(しへき、addiction)とは、ある特定の物質・行動過程・人間関係を、特に好む性向である。英語をそのまま用いて「アディクション」ということも多い。WHO専門部会が依存の概念を固定化して以来、医学上は「依存」として呼ぶことが多い。 なお、依存の診断基準を満たさない軽度の依存傾向を指すこともある。 嗜癖は、その対象によってused truck のように分類できる。 特定の物質の摂取に関する嗜癖。酒・タバコ・向精神薬・乱用薬物が対象になりやすい。(詳細は依存症を参照) アルコールなら、ダメだとわかっていても朝から酒を飲まずにおれず、酒しか楽しみがなく、肝臓が悪くなっても酒をやめない、など。 特定の行動過程に執着する嗜癖。その行動を抑えがたい欲求・衝動があり、他の娯楽を無視し、有害事象が起きてもその行動をやめない。used trucks for sale などのギャンブル・ショッピング・日常的暴力・性行為などが対象となる。「好きだから行う」という点において、強迫性障害において不快を避けるために行う強迫行為とは区別される。 ギャンブル嗜癖では、ギャンブルをやめようと思った時点ではすでに借金を負っていることも多く、このため負けた金銭を取り返せるまでやめられず結果として更に借金が膨らむ強迫化が起こりえる。 特定の人間関係に執着する嗜癖。家族・恋人などの間に起こりやすく、共依存・恋愛依存などがこれにあたる。共依存では、「自分がいなければあの人はダメ」と信じ、献身的世話の中に高揚感を得る(詳細は共依存を参照)。嗜癖者とそれに共依存した配偶者の間の子は、アダルトチルドレンとして苦しむことがある。 複数の対象を持つ嗜癖。嗜癖は対象が異っても、同じ空虚感から同じようなメカニズムで発症しているので、同時に2つ以上の嗜癖が合併することがある(酒とギャンブル、薬物と性行為など)。反社会性の強い対象へ移行しつつ(アルコール→ギャンブル→薬物)嗜癖が続くことも多い。 米国では8年でコカイン乱用者が8倍に増えるused truck for sale があった。ベトナム戦争に行った米兵の約3割が麻薬嗜癖であったが、帰国後はその多くが乱用をやめている。これらの事実から、嗜癖には環境要因が大きくかかわっていると推測されている。 性格は、薬物乱用の最も重要な成因とされる。意志薄弱、依存的、未熟性、逃避的、自信欠乏、情緒不安定、自己中心的、顕示的など。日本で治療を受けている大麻嗜癖者では、性格検査で気軽な衝動性・被支配性が高いプロフィールを持った者が多く、鎮痛薬嗜癖者は抑うつ・神経質・短気であるという報告がある。 運動療法は、現在は主に生活習慣病(高血圧・動脈硬化・虚血性心疾患・糖尿病・高脂血症等)に効果的とされているが、今後は、心臓疾患・脳疾患など、「生活習慣+ストレス」により生ずるその他の疾病についても、運動により生活習慣を改め、運動によりストレスを軽減することで、予防・治療効果を得ることも期待される。 運動療法の効果について、散歩を例にとると、歩くことで精神的にも解放される。また、新陳代謝も良くなり体も癒れる。このように、適度な運動は、心身に癒しをもたらす効果がある。体調に不安がある場合は、医師や専門のトレーナーの指導を受けることが望ましい。 運動は、適度な範囲に収める必要がある。過剰な運動は逆効果となるので、注意が必要である。 「症状にあったお薬をもらうように、運動にもあなたにあった方法や量があり、決められた量と用法を守ってこそ効果があります」 糖尿病における運動療法の効果としては以下のようなことがあげられる。 運動の急性効果としてブドウ糖、脂肪酸の利用が促進され血糖が低下する。 運動の慢性効果としてインスリン抵抗性が改善する。 エネルギー摂取量と消費量のバランスが改善され、減量効果がある。 加齢や運動不足による筋萎縮や骨粗鬆症の予防に有効である。 高血圧や脂質異常症の改善に有効である。 有酸素運動とレジスタンス運動がインスリン抵抗性の改善に有効とされている。前者としてはジョギング、水泳、後者としては水中歩行があげられる。治療効果が見込める運動量としては歩行として1回15分以上を一日二回、1週間に3日以上が望ましいとされている。消費エネルギーとしては200Kcal程度であり、運動による減量はほとんど期待できない。減量は食事療法によって行い、運動療法はあくまでもインスリン抵抗性を改善させる目的で行う。即ち、糖尿病治療中で運動をした分食事を増やすというのは全く治療になっていない。 治療目的で運動療法を行う患者の場合、糖尿病以外に不整脈といった疾患が合併している場合が多々ある。こういった場合のふさわしい運動強度というのはケースバイケースとなるので医療機関に相談することが望ましいとされている。但し、糖尿病を改善したいのなら基本的なことは変わらない。 糖尿病における運動療法で気をつけるべき点としては低血糖発作である。特にSU薬を用いていると空腹時低血糖を起こしやすいので、食前の運動を避けるといった工夫が必要な場合もある。 基本的には糖尿病慢性期合併症が生じてしまったら運動療法は行わない方が良いといわれている。網膜症があれば、低血糖をおこし交感神経が反応し高血圧になると網膜剥離を起こすこともある。腎症があれば、運動でタンパク尿は増えて、腎臓をさらに障害する。神経症があれば運動は怪我のリスクとなる。