カオリン
ダイエット・痩身法は、健康被害や詐欺に結びつきやすい分野でもある。例として、以下のようなものがあげられる(実際には、この中の複数の項目に当てはまるケースが多い)。
最初は美容の目的で手段として痩身を行い、さらにその手段として減量しようとしていたにも拘らず、次第に手段の目的化がおこり、体型を客観的に把握できず単純に体重の数値のみに拘る状態になることもある。その状態がひどい場合は、自分の体型に関するボディイメージが変質して生じる神経性無食欲症(通称:拒食症)と呼ばれる精神疾患に罹患することもある。
痩身行動によって、一時体重を目標もしくはそれ以下まで落としたものの、その後再び以前の状態まで戻ってしまったり、以前よりもむしろ体重や体脂肪率が増加してしまうケースがある。これをリバウンドと称する。リバウンドの原因として以下の原因が挙げられる。
過度の食餌制限により飢餓状態に陥った体が、過剰に栄養分を吸収しやすくなった。
体重減少の原因が主に筋量減少によるものだった為に、基礎代謝や運動時の消費カロリーが減少してしまった。
体重減少に安心し、継続的な痩身行動を怠った。
食餌制限によるストレスで、逆に食欲が増加した。
体重減少とリバウンドを繰り返すと、
日経225
には徐々に体重や体脂肪率は低下しにくくなるため、痩身行動後の自己管理も重要とされる。運動を怠っている場合、筋肉量が減少しやすく、また増加する体重の多くは脂肪として蓄積される分となるため、一般的には筋肉より脂肪の割合が増加、以前と同じ体重であっても体脂肪率や肉体の体積は増大し、体型はより太く見える。この悪循環に陥ると、筋力減少により基礎代謝が低下し、運動での負荷が以前より掛けられず、運動によるカロリー消費の効率も落ちてしまい、元の状態に復帰するのに時間がかかる。
副作用が強い薬や、有害な成分を含むダイエット食品
期待される効果やサービスの内容に対して著しく料金が高額なもの
科学的に効果が期待できないもの
波動・アルカリ性食品など、オカルトや疑似科学を理論の中心に据えているもの
捏造または信頼性の低い実験データを根拠としているもの、そもそも実験すら行っていないもの - 「発掘!あるある大事典II」に於ける捏造事件など
科学的な検証に堪えないアンケート結果や「体験談」を根拠としているもの - バイブル商法の項も参照
宣伝・勧誘の方法に問題があるもの
不安や恐怖心を煽るような形での勧誘を行うもの
宣伝に登場する「専門家」の経歴が、ディプロマミルなど信用に足らないケース
クーリングオフに応じない例
フィットネスクラブなどで、最初は低料金のコースで入会させ、後から高額のコースへの変更や別料金が必要なオプションの追加を行わせるもの
カルトなどが美容や痩身を謳った本やサークルを勧誘の手段とするケース - 法の華三法行など
語源は『ギリシア語のdieta(生活様式、生き方)』からという説と、『英語のdie(死ぬ)+eat(食べる)からなる造語』という説がある。
英語辞書では、dietの定義を『食物、(日常的な)食事、餌』としている。加えて、diet control、diet therapyの略語として、『食餌療法のための「規定食」』という意味も指す。従って「虚弱体質改善のためのダイエット」、「
FX
の治療の一つとしてダイエットをする」などと使用するのが、単語の定義からすれば正しい。
日本では、元々医療用語として英語の用法に倣った意味で使用されていたが、一般にはこの語が「減量のための食餌制限」として限定的に使用されることが多く、また「痩せる」という部分のみに注目されて変質した「ダイエット=減量・摂生」という意味で誤用され、英単語の意味とは乖離した和製英語と化している傾向にある。
なお、百科事典という性質上、この項では「食餌療法」について記載する。
摂取カロリーを減少させる
生活習慣病の予防、特定の治療効率の増大、痩身、またそれに伴う関節などへの負担を減少させ関節症などの症状を和らげることなどを目的として、食事の総カロリー量に一定の上限を設定する。「摂取カロリー<消費カロリー」の状態を保つことにより、体重が減少することを目的して行う。
摂取カロリーを増加させる
相撲などのスポーツ選手や、虚弱体質の改善など、体重を増加させることを目的として、食事の総カロリー量に一定の下限を設定する。「摂取カロリー>消費カロリー」の状態を保つことにより、体重の増加することを期待して行う。
(相対的に)過大な要素を減らす
高血圧における塩分制限、糖尿病における砂糖の制限(代替の人工甘味料を用いる場合がある)、高脂血症における油分の制限などで、該当疾病の病状増悪防止や予防、治療効率の向上を目的として行う。なお、糖尿病の場合は、前述「総カロリーの制限」も併用する。また、腎臓病の場合は、塩分やタンパク質の制限を行うことがある。
(相対的に)過小な要素を増やす
低血糖症における糖分摂取、持久走など運動の前に行う炭水化物を主体とした食物の摂取(カーボ・パーティー)、鉄欠乏性貧血の場合に鉄分を多く含む食物の摂取、便秘症の場合の食物線維豊富な食事の推奨、美容のために各種ビタミン類を多く含む食物の摂取など。
外為
によっては保健機能食品によって不足分を補うこともある。手軽なため流行しているが、本来は日常の食事で補うべきものである。
薬剤の禁忌によるもの
疾病治療時の薬剤によっては、特定の食物を制限することがある(例:ワーファリン服用時の納豆摂取の禁止)。
同種の栄養素の異なる形態のものを使う
ジュース類など、砂糖が多く含まれる飲料を摂取すると、急激に血糖値が上昇し、身体はそれに対処するため、膵臓より大量のインスリンが分泌されて血糖を下降させ、血糖値の急激な変動がおこる。この極端な変動は、肥満に結びつきやすいという指摘があり、また心理面に影響し、いわゆる「キレやすい」状態をひきおこすという説を唱える者もいる。米などの炭水化物で糖質を摂取したほうが、血糖値の上昇はゆるやかであり、比較的安定に推移する。
炭水化物の摂取を制限する
時間的な制限を行う(例、夕方以降は摂取しない)
現在の食事習慣では、身体的に朝、昼に摂った炭水化物で十分であることが多く、運動量が収束に向かう夕方以降の炭水化物摂取は消費されにくいため、糖尿病や肥満の防止につながるという考えに基づく。
[編集] 摂取頻度をコントロールする
一回の摂取量を増加させる
相撲の力士は、一回の食事量を増やして食事の頻度を減少させるといわれている。食事間隔を大きく開けることによりその中間が一時的な飢餓状態になり、栄養吸収率が上がるため、一日の総摂取カロリー数が同じであれば太りやすいと考えられている。
一回の摂取量を減少させる
消化管の手術の後など、一度に処理できる食物の量が限定される場合、一回の食事の総量は減少してしまうが、一日の必要カロリー量を維持するために、食事の回数を増加させなければならない。また前述「一回の摂取量を増やす」の逆で、太りにくい体質を目的として取り入れるケースもある。
フルーツダイエット(リンゴ、朝バナナ)、ゆで卵ダイエット、アトキンスダイエット(炭水化物ダイエット)、豆腐ダイエット
英語の「the Diet」には(デンマーク・スウェーデン・日本などの)国会の意味がある。但し、それぞれの意味は語源が異なるため、英英辞典では別個の単語として扱われている。
「食餌療法」としての diet は、古ギリシア語の「生活様式」を意味する diaita に由来し、「国会」という意味の diet は、ラテン語の「(会議の)日程」を意味する dieta に由来する。この dieta が古ギリシア語の diaita に由来しているという説もあるが、定かではない。